今回ご紹介するのは南イタリアで古くから愛されるブドウ品種「アリアニコ」を使った赤ワイン。
イタリアの赤ワインと言えば、ブドウ品種「ネッビオーロ」を使ったバローロやバルバレスコが有名ですが、フルボディ好きには断然「アリアニコ」がおすすめです。
抜栓してすぐは荒々しいですが、抜栓して1時間ほど置いておくか、 デキャンタージュ することで、角が取れてバランスが整ったワインに、「へん~~しん!」
ワイン解説
コンタド・リゼルヴァ
ワインデータ | |
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タイプ | 赤 辛口 フルボディ |
生産者 | ディ・マーヨ・ノランテ |
産地 | イタリア モリーゼ州 D.O.C アリアニコ・デル・モリーゼ |
ブドウ品種 | アリアニコ 100% |
ヴィンテージ | 2015年 |
アルコール度数 | 14.5% |
飲み頃温度 | 18℃ |
価格 | 2200円(税込) ネット販売再安値 ※筆者調べ |
インポーター | 稲葉 |
「 リゼルヴァ 」は通常よりも熟成期間を長くしたワインに記載できます。
英語のリザーブと同様「貯蔵」を意味します
〈筆者の感想〉
革や獣の香り、スパイシーで鉄分、タンニンを強く感じる。酸味もしっかりあり、骨格のしっかりしたフルボディ。高級ワインにひけをとらない重厚な香りがする。
抜栓して時間を置くか、 デキャンタージュ することでより洗練された味わいに。
野生的で力強く、重厚感があり、空気に触れることで上品な味わいに変身するこのワインにピッタリの人物は仮面ライダー1号 本郷猛 を演じた、俳優で武道家でもある藤岡弘、さん
デキャンタージュした後は仮面ライダー1号ではなく、食レポで「ん~~、ハッハッハッハッ、…うまい!」と言ってる穏やかな藤岡弘、さんになります。
※正式な芸名は最後に読点があるそうなのでお忘れなく…

デキャンタージュ はこんな感じでワインを瓶に移し、空気に触れさせます。
古く、澱がある可能性があるワインでは、ワインボトルに澱をのこすように静かに注ぎます。今回のワインは澱はありませんでした。
今回のつまみ
黒コショウを効かせたアマトリチャーナ
アマトリチャーナはイタリア、ローマでよく食べられるパスタ料理です。
パンチェッタ(塩漬け豚バラ肉)と玉ねぎ、にんにく、唐辛子、をオリーブオイルでで炒め、トマト缶を加えて煮込み、ゆでたパスタをあえて、仕上げにグラナパダーノ(粉チーズ)をたっぷりふりかけます。
今回はワインに合わせるため、さらに仕上げに黒コショウをふっています。
実食
パンチェッタとグラナパダーノの強い旨味がワインに負けることなく、トマトの酸味や唐辛子と黒コショウのスパイス感がワインに同調し、非常によくまとまったマリアージュです。
途中で追加で黒コショウを振りました。
黒コショウをたっぷり効かせた方が美味しくなります。
まとめ
アリアニコのワインで最も有名なのはイタリア、カンパーニャ州の「タウラージ」というワインですが、コンタドはタウラージに使われるブドウのクローンを使用しているそうです。
個人的にはタウラージに負けないぐらいのポテンシャルを持っているワインだと思います。
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