ワイン解説
シャトー・ドラマルク2011
タイプ 赤 辛口 ミディアムボディー
生産者 シャトー・ドラマルク
産地 フランス ボルドー
品種 カベルネ・ソーヴィニョン 45% メルロー 45% プティ・ヴェルド 10%
ヴィンテージ 2011年
飲み頃温度 16度
価格帯 6000~7000円
インポーター ミリオン商事
褐色がかった紫色、なめらかな口当たり、酸味があり、ボルドーの割にはボディーは弱め
ペッパーや生肉のニュアンス
熟成感が強く、森のような香りが素晴らしい
熟成のピークは少し過ぎている印象
イメージは
森の中でハンモックにゆられながら読書をしている、40代のメガネをかけてるやさしい男性
ちなみに、2015年ヴィンテージも飲んだことがありますが、そちらはしっかりと濃くボルドーらしい力強い味わい
2015年の方が評価は高いと思いますが、2011年の熟成感を生かしたつまみを考えてみました
今回のつまみ
鹿もも肉のポアレ 赤ワインとカシスのソース
付け合わせは大根をイノシシのブイヨンで煮込んだもの
ウェットエイジングで適度に熟成させた鹿もも肉をバターをからめてポアレ
中心温度は50度
ソースは赤ワインとクレーム・ド・カシス、鹿のフォンを煮詰めて、カシスの実とバター、塩、黒コショウで仕上げたもの
でも、これだと皆さんが家庭で作るのが大変なので近い味になるように身近な材料でアレンジしたのがこちら⤵
鹿もも肉のポアレ 赤ワイン照り焼きソース
鹿はその辺でつかまえてきてください
(どうしてもむずかしい場合は牛ヒレ肉などで代用可)
(分量)
赤ワイン 150ml
ハチミツ 25g
しょうゆ 10cc
バター 10g
黒コショウ 適量(作り方)
赤ワインを1/3量まで煮詰めて、ハチミツ、しょうゆを加え、照りがでるまでさらに煮詰めて、バター、黒コショウを加え、鍋をゆすりながらバターを溶かす
スイーツも試してみましょう
マロンショコラ
栗の渋皮煮にチョコレートをコーティング、仕上げに金箔塩をふったもの
実食
鹿肉の柔らかくなめらかな食感が、ワインのシルキーな口当たりと同調、甘くコショウの効いたソースとも同調しています
特にワインを飲んだ後に料理を食べると肉とソースの味が強調されて素晴らしい味わいに!
ソースはカシス、しょうゆ、どちらも良く合います
マロンショコラも好相性!
チョコレートというよりは甘いマロンに合っているようで、ワインがマロンに足りない酸味や風味を補って高級なケーキを食べているような感じになります
結論
シャトー・ドラマルク 2011 に合うつまみは
鹿肉ポアレ、赤ワインソース
栗の渋皮煮
感想
予想どおり鹿肉がよく合いました
シャトー・ドラマルク2015だと恐らくワインの味が強すぎたのだろうと思います
少し過熟で酸味がある2011年ヴィンテージだからこその素晴らしいマリアージュでした
同じ銘柄のワインでもヴィンテージが違うと大きく味が違う場合があるのも、またワインの難しいところであり、面白いところです
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