「牡蠣にはシャブリでしょ?え?君知らないの常識だよ?」とマウントを取ってくるそこのおじさん達!
「お前たちのやってる事は全部お見通しだ!」
ドラマや漫画で得た知識を鵜呑みにしているだけだろ!
こんな感じの悪いおじさんはいないとは思いますが、
今回のワインは「シャブリ」です。
日本ではバブル時代に人気を博し、ワイン好きでなくても一度は聞いたことがある有名なワインです。生牡蠣とシャブリの組み合わせは有名ですが、昔と今のシャブリの味は変わっていて必ずしも生牡蠣に合うとは言えません。
今回は牡蠣以外のシャブリのパートナーを探していきます。
ワイン解説
シャブリ ドメーヌ・パンソン
ワインデータ | |
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タイプ | 白 辛口 |
生産者 | ドメーヌ・パンソン |
産地 | フランス ブルゴーニュ地方 シャブリ地区 |
ブドウ品種 | シャルドネ100% |
ヴィンテージ | 2018年 |
アルコール度数 | 12.5% |
飲み頃温度 | 8℃~10℃ |
価格 | 参考価格 4900円 ネットでの販売は見つかりませんでした |
インポーター | ピーロートジャパン |
シャブリ地区は畑ごとに格付けがあり、上から
〇グラン・クリュ (特級)
〇プルミエ・クリュ (一級)
〇シャブリ
〇プティ・シャブリ
一概にはいえませんが、格付けが上の方が濃くまろやか、下にいくにつれて酸味が強くあっさりした味わいになります。
グラン・クリュなら一万円を超える額になり、プティ・シャブリなら千円近くで売られています。
〈筆者の感想〉
レモンやハチミツの香り。酸味が強く、ボディも強い。ミネラルを強く感じ、甘味は全くない。
華やかな香りと目が覚めるような強烈な酸と旨味で非常にパワフルなワインです。
華やかな香りは女性的でありながら、非常に強烈な個性を発揮するこのワインを人物に例えるなら、「TRICK」や「ごくせん」が代表作の女優仲間由紀恵さん
美人なのに変人的な濃いキャラクターを演じきる仲間由紀恵さんは、このワインのように、ハッと目が覚めるような強い印象を与えてくれます。
今回のつまみ
帆立貝とズッキーニのフライ
シンプルに塩、コショウで味付けして、パン粉をつけて、揚げただけ。
実食
帆立貝の濃い旨味にワインが負けずに、ワインの酸味がレモンの代わりにさっぱりさせてくれます。
写真にはレモンを添えていますがレモンは不要でした。
シンプルな味付けな分、塩は強めの方がよりワインが進みます。
ズッキーニは多少ワインに負けてしまいますが、帆立貝だけだと飽きてくるので良い役割をはたしてくれます。
他にこちらも試してみました↓
「帆立貝とズッキーニの香草バター」
帆立貝を、ブルゴーニュ地方でよく食べられるエスカルゴに合わせる香草バターで味付けしてみました。
こちらは悪くはないのですが、ワインの苦みが強調されているように感じました。
まとめ
何度か試したことがあるのですが、無印シャブリは味が濃いので生牡蠣やお刺身など、生ものには合わせにくいです。
加熱した貝類なら外しにくいのではないかと思います。
牡蠣フライも間違いなく合うでしょう。ソースではなく塩のみ推奨。
これは試したことがないのですが、プティ・シャブリなら生牡蠣にも合うかもしれません。機会があれば試してみたいと思います。
「お前たちのやってる事は全部お見通しだ!」
このTRICKの名言を冒頭に無理やり使いましたが皆さんは気づきましたか?
前書きで今回の人物の名台詞を使って、読者に予想してもらうパターン
…味をしめて次回からも使うかも
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