ワイン解説
あさつゆ asatsuyu 朝露 2019
むく muku 夢久 2019
日本人オーナー辻本憲三氏が、アメリカ、カリフォルニア州、ナパヴァレーで手掛けるプレミアムワイン
ソーヴィニョン・ブラン 主体の辛口と甘口を同時に試飲します
あさつゆ | |
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タイプ | 白 辛口 |
生産者 | ケンゾー エステイト |
産地 | アメリカ カリフォルニア ナパ・ヴァレー |
ブドウ品種 | ソーヴィニョン・ブラン 91% セミヨン 9% |
ヴィンテージ | 2019年 |
アルコール度数 | 14.2% |
飲み頃温度 | 10度~16度 |
価格 | 375ml 4950円税込み 2021年3月現在 |
インポーター | ケンゾー・エステイト直売 |
むく | |
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タイプ | 白 甘口 |
生産者 | ケンゾー・エステイト |
産地 | アメリカ カリフォルニア ナパヴァレー |
ブドウ品種 | ソーヴィニョン・ブラン 90% セミヨン 10% |
ヴィンテージ | 2019年 |
アルコール度数 | 11.4% |
飲み頃温度 | 8度 |
価格 | 375ml 5500円税込 2021年3月現在 |
インポーター | ケンゾー・エステイト直売 |
ケンゾーエステイトは卸を行っておらず、直売しか認めていません。
転売品もありますが高額な為、公式サイトか直営店からの購入をおすすめします
ケンゾーエステイト公式サイト
「あさつゆ」
パッと広がる華やかな印象、未熟な白桃の香りとバニラ感
やわらかい口当たりからの、苦みと舌にピリッとくる刺激
後味はスッキリと尾を引かない
マスカットやデラウェアと印象が近く、日本人になじみのある味で非常に飲みやすい「むく」
アプリコットやパイナップル、甘い梅干しのような香り
トロっとして甘く、飲みやすい
アイスワインや貴腐ワインほどではないが、ドイツワインで言えば ベーレンアウスレーゼ ぐらいの甘さ
今回はアニメ作品「マクロス フロンティア」の二人のヒロインから
あさつゆは「シェリル・ノーム」
華やかで色気があり、刺激的で苦みのある辛口トークも彼女の魅力
あさつゆと言う名前も、凛とした歌声にピッタリ
まさに銀河の妖精もとい、ナパヴァレーの妖精!
むくは「ランカ・リー」
可愛らしい妹キャラ
甘くてやさしく、あどけなさの残る歌声がピッタリ
歌手という夢を追いかける姿はゆめが続くという意味のこのワインを体現している
超時空シンデレラならぬ、ナパヴァレーシンデレラ!
今回のつまみ
あさつゆには「ベーコンとアイオリ」
サクラチップで燻製したベーコンと、ニンニクが効いたマヨネーズの組み合わせ
むくには「リンゴのタルト」
キャラメリゼしたリンゴを、アーモンドクリームと一緒に焼き込んだベイクドタイプのタルト
実食
〇あさつゆ × ベーコンとアイオリ
強いベーコンの旨味をワインの酸味が受け止め、マヨネーズがあることでワインの苦みを中和
添えたイタリアンパセリがソーヴィニョン・ブランのハーブのようなほのかに青い香りに寄り添って味のつなぎの役割を果たしている
〇むく × リンゴのタルト
バターの芳醇な香り、アーモンドクリームのコク
それらとワインをつなぐのが甘酸っぱいリンゴ
夢見心地な香りが広がり、すべてがパーフェクトな組み合わせ
まとめ
今回のワインとつまみの組み合わせは「つなぎ」の重要性に気づかされました
あさつゆとベーコンの組み合わせでは、ベーコン単体では普通の相性で
アイオリを足してもモッタリして一味足りない
イタリアンパセリを足すことで、全体がまとまり、最高のつまみになりました
むくとタルトはベタな組み合わせではありましたが
リンゴがあることでまろやかな酸味が加わり、良い結果になりました
ロボットアニメ好きな筆者が
ちょうどマクロスフロンティアを見直していたタイミングで
この二つのワインと出会い、運命を感じずにはいられませんでした
どうでもいい話ですが、筆者はシェリル派です...
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