ワインと料理のマリアージュがハマった時
その歓喜の瞬間
あなたの中の野人が目覚める…⁉
今回は「歓喜」と「野人」がキーワード
ワイン解説
アリラ フェテアスカ・ネアグラ
ワインデータ | |
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タイプ | 赤 フルボディ 旧フレンチオーク50% 12か月熟成 |
生産者 | アリラ |
産地 | ルーマニア ドブロジャ D.O.C. C.M.D. OLTINA |
ブドウ品種 | フェテアスカ・ネアグラ |
ヴィンテージ | 2015年 |
アルコール度数 | 13.9% |
飲み頃温度 | 17度 |
価格 | 希望小売価格 2600円 |
インポーター | ヴィントナーズ |
以前紹介したアリラ ソーヴィニョン・ブランと同生産者のワインです
フェテアスカ・ネアグラはルーマニアの土着品種で、もっとも評価されている黒ブドウ
日本語に訳すとフェテアスカ・ネアグラは「黒い乙女」
ルーマニアの土着品種は乙女とか貴婦人とか、おしゃれな名前が多いです
〈筆者の感想〉
・色 水で少し薄めた血液のような濃い色合い
・香り 皮やジビエ(獣臭)、
・味 渋みや苦みが強いが、見た目ほど重たくない、ピーマンやユーカリの爽やかな風味も感じられる
二日目に飲むと、カカオやキノコの風味が感じられるようになる
渋みや苦みはまろやかに
個人的には開けてすぐのガツンと来る感じが好き
黒い乙女という名のブドウには本当に申し訳ないんですけど、完全に男性的なワイン
身軽な野獣、いや野人!野人といえばこの人しか考えられない!

元サッカー日本代表 野人 岡野 (岡野雅行さん)
長髪を振り乱し、物凄い速さでピッチを駆け上がる様から、野人という愛称がついたサッカー選手岡野選手のサッカー人生一番の山場は
1998年FIFAワールドカップ最終予選
日本のワールドカップ初出場をかけて、マレーシアのジョホールバルで行われたイラン代表との第3代表決定戦は延長戦にもつれ込み、それまで最終予選で出番のなかった岡野選手を投入
本人は大事な場面での出場にアガリまくり!自慢の俊足を生かして何度も相手ゴールに迫るもシュートを外しまくり、挙句には決定機にパスをしてしまう始末
負ければ完全に戦犯につるし上げられそうな展開だったが、中田のシュートのこぼれ球を押し込み決勝点をきめ、一躍ワールドカップ初出場を決めたヒーローになった
俊足という武器をひたすら磨き続けた岡野選手の生き様に憧れます✨
(僕は料理にデザート、サービス、経営者、ブロガー、なんでもやっちゃってるので💦
今回のつまみ
デミグラスソースのオムライス
デミグラスソースはバターで炒めた香味野菜とリンゴに小麦粉を加えて茶色になるまで炒め、トマト缶をくわえてさらに炒めてからミキサーでペーストにし、牛筋と赤ワインでとった出汁を加えて煮詰めたもの
ライスは自家製ベーコンと玉ねぎ、マッシュルーム、ピーマンを炒めて、ケチャップで味付け
卵はスタッフの希望でドレスドオムライスにしようとしたが、微妙な仕上がりに…
練習しときます!
実食
デミグラスソースとの相性はもちろん良いのですが、それ以外に
ワインによって卵の甘味が増したように感じます
薫香のあるベーコンとも相性良し
ピーマンも青みも同調
ワインもオムライスも、どんどん進みます🍷
ちょっとやみつきになるぐらいの良きマリアージュ
まとめ
ジョホールバルの歓喜について熱く語ってしまいました
この頃の日本はサッカーに熱狂していました
岡野選手は負けたら日本に帰れないと思っていたそうです
この話を10代のスタッフにすると、「なんで帰ってこれないんですか?」と
「そりゃあ、コ〇されるかもしれないからだよ」と答えておきました( 一一)
カベルネ・ソーヴィニョンやピノ・ノワールなどメジャーな国際品種ではない
その国独自のブドウ品種に惹かれます
「そんなブドウ初めて聞いた」なんてお客さんに言われるとちょっと気持ちいいです(笑)
フェテアスカ・ネアグラ 覚えていってください
他にもルーマニアの土着品種はたくさんあります
フェテアスカ・アルバ(白い乙女)とか、
フェテアスカ・レガーラ(王家の乙女)とか、
タマイオアサ・ロマネアスカ(ルーマニアの聖なる香り)とか、
↑続けて三回言ってみてください
早口言葉が楽しめまーす
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